Vol.18 12月の様々な”疑問”を解説!

1年も残すところあと半月となりました。
1年の最後の月、そう、12月に入ると耳にする言葉がいくつかあります。
そして、その耳にする言葉に一度は疑問を持ったことがあるはずです。
目次には誰もが一度は疑問に思った言葉をピックアップしました!

【目次】

  • なぜ「12月」を「師走」と呼ぶのか
  • なぜ年末にそばを食べる食べるのか
  • なぜお年玉でお金がもらえるのか
  • 「除夜の鐘」はなぜ108回鳴らすのか

では見ていきましょう!

▼なぜ12月を師走と呼ぶのか

みなさんは旧暦と新暦についてご存じでしょうか。

新暦:現代ではとても馴染み深い「1月〜12月」という数字表記の暦(通称:グレゴリオ暦)

旧暦:明治5年(1872年)まで使われていた「睦月・如月・弥生…」といった漢字表記の暦(通称:太陰太陽暦)

そして新暦の12月は旧暦では「師走(しわす)」と呼ばれていました。

では、なぜ12月が「師走」と名付けられ、そう呼ばれるようになったのか見ていきましょう。
諸説あるそうですが『お坊さん(師)が走り回る(走)ほど忙しい月だから「師走」と名付けられた。』という説。

しかし、この説は当て字であり、もう少し丁寧に説明された説があります。

それは『12月になると、家々で師(僧)を迎えて読経などの仏事を行うため、師が東西に忙しく走り回るため、「師馳(しは)せ月』という説が有力だそうです。

参考:https://weathernews.jp/s/topics/202011/300095/
参考:https://gogen-yurai.jp/shiwasu/

 

お坊さん 

『「師走」はお坊さんが走り回るくらい忙しい月』という当て字の説明ではなく、きちんとした有力な説に基づいた説明ができると聡明に見えるかもしれませんね!笑

▼なぜ年末にそばを食べる食べるのか

そもそも、なぜ年を越すときにそばを食べるのか。

“そばは細く長いことから「長寿」や「健康」「家運長命」などへの願いも込められています。さらに、そばはうどんなどよりも切れやすい特徴があるので「一年の不運や災いを断ち切る」という意味もあるようです。”

引用:https://happy-card.jp/ne/oshiete/history/2840.html

蕎麦

また年越しそばを食べるタイミングですが、前文に書かれた「一年の不運や災いを断ち切る」という意味を考えると、不運や災いを持ち越さないために年を越す前に食べるのが最適なのではないでしょうか。 

▼なぜお年玉でお金がもらえるのか

「お年玉」の語源である「御歳魂」は、お正月に歳神様を迎えるために供えられた丸い鏡餅を指していました。「御歳魂」は供えた後、家族や使用人に分け与えられるのが慣習です。

「御歳魂」の鏡餅は歳神様の生命が宿ったものとも考えられていて、家族に分け与えて1年をつつがなく(=問題なく無事に)過ごせるよう祈るという面もあります。

室町時代には、新年を祝って品物を贈り合う習慣がありました。近世になると、商品には扇子を贈るなど、職業に合う品物がお年玉として贈られていたこともあります。

江戸時代に商家が奉公人に現金をお小遣いとしてあげていたことや、1950年代に都会でお年玉としてお金を配るようになったことなどが、お年玉として現金を渡すようになったきっかけと考えられています。”

引用:https://news.mynavi.jp/article/20211226-2227800/

お年玉

時代と渡す相手のニーズに合わせて、お年玉に入れる中身の変遷も知れるのはとても興味深いですよね。それとは裏腹に、今もお年玉の中身がお餅だったと思うとどういう心境だったのか気になりますね。 

▼除夜の鐘はなぜ108回鳴らすのか 

①:中国で宋の時代から始まったものだそうです。12ヶ月と24節気と72侯(5日を一侯とした昔の暦)を合わせた数が108になるためといわれています。

②:人間が持つとされる108の煩悩(=欲望)の数

③:四苦八苦(4×9+8×9)

引用:https://excelll.info/newyear-zatsugaku

除夜の鐘

最もよく聞く説は②ですよね。というかそれ以外知りませんでした笑
人間が持つ108個ある煩悩を一つひとつ鐘を鳴らし、消していくということが納得感の得られる説として広まったのではないでしょうか。

▼まとめ

いかがでしたか?
12月に入ると耳にする言葉の語源や由来だけでなく昔から続く慣習の意味をご紹介しました!
言われてみたらそうだと思う内容もあったのではないでしょうか。
是非、ご家族やご友人にも共有してあげてくださいね。

 

Vol.19は12月20日に投稿です!お楽しみに!

 

▼前回の記事はコチラ
Vol.17 金縛りの本当の正体!

 

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